こんにちは。院長の岩本です。
11月も残りあとわずかとなりました。
新型コロナウィルスの感染第3波が広がるなか、今年もいよいよ終わりに近づいております。
朝晩めっきり寒くなっておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は当院で行っております白内障手術で使用している眼内レンズの1つについて紹介させていただきます。
それは「 レンティスコンフォート」 という遠方と中間の距離にピントを合わせたレンズです。
← ← ← こんな形です。
← ← ← このインジェクターという器具を使って目の中に挿入します。
通常の保険診療にて白内障手術で用いられる眼内レンズは 「単焦点レンズ」 と呼ばれ、
①遠くにピントを合わせて視力が1.0にすると近くが見えにくく老眼鏡が必要になってしまうもの
または
②近くはメガネなしで見えるけれども遠くの景色を見たり運転をするときには眼鏡が必要となるもの
のどちらか一方しか選択できないものでした。
しかし、この「 レンティスコンフォート」 は遠く~中間距離の自然な見え方を重視した設計となっています。
30センチ位での見え方は老眼鏡が必要となります が、運転・スポーツなどの遠方の見え方からパソコン作業の60cmまでスムーズな見え方になるように設計されており、
選定療養(先進医療:2020年3月末で終了)で使われる遠方・中間・近方が見えるいわゆる3焦点のレンズに比べても ハローグレア(光がにじむ、ぎらつくなどの症状)の見え方をかなり抑えることができる優れたレンズです。
きちんとしたデータをとったわけではありませんが、当院での手術で両眼ともこのレンズを使用した患者さんのメガネの使用状況を見ておりますと圧倒的にメガネが要らなくなったいうことを感じております。
何よりも患者さんの出費が通常の手術と同じという完全な保険診療でこのような優れたレンズを使用できるということは患者さんにとってかなりのメリットとなると思いますので当院ではこのレンズを積極的に使用しております。
このたび11月5日に 「レンティス コンフォート トーリック 」という乱視も治すことができるタイプも発売となりましたので早速手術にて使用し患者さんに喜んでもらえましたのでご報告させていただきます。
患者さんは78歳の女性です。手術前の視力は裸眼で両眼ともに 0.2 メガネをつければ 1.0 の視力でしたが、かなり遠視と乱視が強いため
遠くも近くもメガネが欠かせない状態でした。
手術でこのレンズを使用したところメガネなしで遠くの視力は 1.5 近くも 0.7 でした。
↑ ↑ ↑ 術前 s+4.00:(度数が4の遠視) c-1.75:(1.75の乱視)
↑ ↑ ↑ 術後 近視&乱視共に0.5に下がりました!
即ち、 =(イコール) 遠視&近視&乱視がほぼゼロ
= (イコール)メガネが要らない!
と、いうことになります。
この患者さんは、現在はメガネをすることなく通常の生活をされています。
ゴルフをされるということで
「打った球が遠くに飛んでいくのもよく分かるし、テレビも新聞も メガネなし でよく見えるようになって本当にうれしい。」
と非常に喜んでくださりました。
こんなに喜んでくださって私も医者冥利につきます!。よかった よかった!!。
さて、私事ですがいわゆるメタボという言葉が気になるお年頃となりましたので、このご時世、お家でもできる運動器具ということで
Doctor Airという運動器具を利用しています。
← ← ← コレ
この台の上に乗るのですが、台が左右に大きく振動するため、乗っているだけでも全身に振動が伝わり、
やった後は特にお腹から下半身にかけて心地よい疲労感というか、筋肉痛の一歩手前のような状態になります。
体幹筋(インナーマッスル)が鍛えられて気に入っています。
また、腕立ふせのように手のひらを乗せたり、座ったりと乗る姿勢を変えることで体の様々な部分のマッサージにもなります。
コロナ1波の時に購入しました。当初は効果に半信半疑で3日坊主かもと心の底では思っていましたが、長らく愛用させていただいております。
以上、院長岩本でした。
これからも来ていただく患者様に少しでも よかったぁ と喜んでもらえるように頑張っていきます。
今後とも さくら通り岩本眼科 をどうぞよろしくお願いいたします。