こんにちは。院長の岩本です。
いつもコラムを読んでいただきありがとうございます!
連日たくさんの方々が 学校健診 の紙を持参して受診されています。
「今までずっと視力Aだったのに、いきなりBになった。心配です。」
とか、
「メガネを昨年新調したばかりなのにメガネの視力がCだった! どうして?」
などなど。
診察の際も、子供のDSゲームやYouTubeの見すぎが原因なのではないか?!(怒)など訴えられる親御さんが多くいらっしゃいます。(皆さん 心配<怒 のようでございます…。私も親の一人としてよーーーーっく分かります。)
本日はそのような親御さんへの説明をいくつか取り上げてみたいと思います。
<近視は遺伝+環境要素>
近視は親またその親(祖父母)またその親(曾祖父母)…から受け継がれる遺伝子によって決定されるので、たとえゲームをしなくても近視になる人は近視になります。
しかし「近視はなくても」 ゲームばかりしていると、ピントが近い状態で目を酷使することになるので 「近視みたいに」 なります。これを仮性近視といいます。
当院ではゲームの時間設定のアドバイスや点眼治療の指導をさせていただいています。
<できるだけメガネをしないほうがよい?>
メガネをすると さらに近視が進んで視力が悪くなる イメージを持たれている方が多いのですが、実際は成長と共に近視は変化するものなので メガネをしたからといって近視は進みません。
近視は病気ではないので心配ないのですが、黒板が見えにくくていつの間にか勉強が遅れてしまうのが一番の心配です。
医学的な話だけですると メガネは かけても かけなくても どちらでも構わないですが、
小、中、高の学生さんは大体0.7を下回るのであれば眼鏡をしたほうがよいと考えています。
また、メガネの視力が0.7未満であればメガネの新調をアドバイスさせていただいています。
その他もいくつかアドバイス&注意点がありますが全部は書ききれませんので受診の際に是非ともお尋ねください。
それにしても 当たり前ですが、自分自身が子供のころと現在の子供たちの視環境は大きく異なっています。
昔 ゲームウォッチ(←ご存じですか? 元祖DS! 液晶画面のゲームです)をやりまくっていて 「目が悪くなる」と親に叱られた覚えがありますが、LINE やYouTube に比べたらかわいいもんでした…。いつの時代も子供の視力とゲームは親にとっては悩みの種になっていますネ。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 懐かしの任天堂ドンキーコング。ちなみにうちはファミコンは買ってもらえませんでした…。
これからもたくさんの方々に より良いeyeライフを提供できるように努めてまいりたいと思います。
さくら通り岩本眼科をどうぞよろしくお願いいたします。