こんにちは、視能訓練士の古田です。今年も残り僅かになりましたが皆さんいかがお過ごしですか?急に気温が下がりまだまだ寒い日が続きますので体調には気をつけてお過ごしください。
さて、今回は近視についてお話ししようと思います。まず、近視とは眼球の形が前後方向に長くなって、目の中に入った光線のピントが合う位置が、網膜より前になっている状態です。そのため近視になると、近くのものははっきり見えますが遠くのものがぼやけて見えるようになります。近年では、子供の近視が急増しており世界的に問題になっているそうです。日本では、文部科学省の調査報告書において、多くが近視もしくは近視性乱視と考えられる裸眼視力0.3未満の低視力者の割合が調べられており、それによると、1979には小学生の2.7%、中学生の13.1%、高校生の26.3%でしたが、2010には小学生の7.6、中学生の22.3%、高校生の25.9%と、小学生では3倍に、中学生では1.7倍に増えています。(日本近視学会HPより抜粋)子供の見え方を生涯にわたって良好に保つためには、近視を進行させないことが非常に重要であると考えられています。
近視を防ぐためには、
◎部屋の明るさに気を付ける
照明は明るすぎず暗すぎない明るさにする。勉強や読書をする際は、スタンドの照明をつける。
◎近いところを見る作業は要注意
30分に1度は遠くを見て目を休め、できるだけ30㎝以上離して勉強や読書をする。
◎少しでも目に負担をかけないようにする
ゲームなどは40分以上続けない、途中で休憩を挟むようにする。
ことをお勧めします。
お子さんが黒板の字を見にくいと感じたり、目を細め見にくそうにしている様子があると、勉強に影響してきますので眼科を受診しましょう。学校検診の紙をもらってきた場合も同様です。
私事ですが、先日学びの森にあるイルミネーションを見に行ってきました。毎年見に行っていますが、何度見ても綺麗です!また来年も行きたいと思います。